2021-01-01から1年間の記事一覧
採掘 2000年代に入って各家庭にパソコンが普及し、インターネットによる情報収集が当然のこととなったのは、周知のとおりである。そうした時間的制約を背景として、インターネット上の情報は、大まかにいえば新しいものに限られている。つまり、web配信など…
ヘリコプターの影 東日本大震災以降、昼休みに時間があるときは、英文のニュースサイトを見ることを習慣としている。ときに、日本のメディアが報じない(か非常に扱いが小さかったり遅れたりする)情報がそこには書かれているからだ。日本のメディアが誰かの…
Life is very short 近頃、書きたいことがなくて困っている。人類の長い歴史を鑑みて、マスクなんぞしなければ外も出歩けない、というのは一過性の事象に過ぎないと思うものの、短い人生の中の1年、2年というのもあまり短い時間でもない。今は誰もが、何かを…
Time Flies Like an Arrow 気が付けば月日は流れ、4月が過ぎ去っていることが常である。毎年、仕事にかまけている間に、サイゴン陥落の日は過ぎ去っている。今年、辛うじて私にこの日が来たことを知らせたのは、以前にも紹介したことがあるNHKアーカイブスの…
医師の家系 サイゴン陥落を見届けたジャーナリスト近藤紘一の父、台五郎は医師であり、祖父次繁もまた医師であった。そのことには、4年前に触れているが、最近一冊の本を手に入れたので、これについて書こうと思う。 majesticsaigon.hatenablog.jp 近藤台五…
クーデター (Coup d'État=国家レベルにおける突然の行動)権力者側の一派が武力などの非常手段によって政権を奪うこと。【三省堂 新明解国語辞典】 政府の一部の勢力が,政権を全面的に奪うため,あるいは権力拡大のために,秘密裏に計画を進め,武力行使…
本居宣長を読む 小林秀雄の「本居宣長」をついに読了した。ついに,というのも,購入してから既に数年が経過しているからだ。一度最初から最後まで読んだだけのことで,内容を理解したかと言えば,それは随分怪しいと言わざるを得ない。 あえて激しい物言い…