Witness1975’s blog

サイゴン特派員 ジャーナリスト近藤紘一氏(1940-1986)について

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

顔もあれば眼もある本

開高健の激賞 サイゴン陥落の前後を記録した、近藤紘一の「サイゴンのいちばん長い日」の巻頭には、ベトナム報道の先達でもある開高健が文章を寄せている。初版の際には、カバーに掲載するための推薦文として文字数の制限があったと思われ、非常に短い文章だ…

サイゴンのちょっと短い日⑬(2018ベトナム訪問記)

majesticsaigon.hatenablog.jp 戦時下の動物園だった サイゴン動物園で、アヒル隊長に出会った私は、一つ会釈をしてレトロな城門をくぐる。 城門をくぐると、運河沿いの区画に出た。日差しを避け、日陰に身を寄せ合うシカ達の姿が見えた。 そんなにもこもこ…

ルックイースト

ベトナム難民 ベトナム戦争の激化とともに、”ベトナム難民”と呼ばれる人が生まれた。ボートピープルとして、闇の中大洋に漕ぎ出した人も数知れないという。こうした話が完全に過去のものとはなっていない、という一例が過日、産経新聞で報じられた。 2017年…

サイゴンのちょっと短い日⑫(2018ベトナム訪問記)

majesticsaigon.hatenablog.jp 世界の動物園 近藤紘一には1955年(昭和30年)に創刊され、「 銀座のかおりをお届けする雑誌として、情報だけでなく、銀座の文化を表現することにポイントを置いて編集」された、「銀座百点」という雑誌における「世界の動物園…