Witness1975’s blog

サイゴン特派員 ジャーナリスト近藤紘一氏(1940-1986)について

サイゴンのちょっと短い日⑥(2018ベトナム訪問記)

majesticsaigon.hatenablog.jp

 

今日の寝床は

 

 ミンさんはタイガービールを飲みながら、「自分の家に泊まったらいい。お金はいらない。」と言い、明日にはベトナム政府軍の☆マークの入ったベルトをくれると言い、明日もどこかに一緒に食事に行こうと言った。

 私の事が案外と気に入ったのか、日本の裕福でもなさそうな若者の面倒を少し見てみる気になったのか、明日もお金が手に入る、と思ったのかは分からなかった。私としてもベトナムの一般生活が見られるならば、これはまたとない機会だったが・・・こんなとき、私は語学力のなさを痛感する。

 私はミンさんの誘いを断って、ミンさんの紹介してくれるというミニホテルに泊ることにして、バイクで送ってもらった。

 

夕暮れ時の街

 

 日が暮れかかる街も、バイクで走ると快適だった。このバイクの群れが、混乱もせずに流れていく。

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HONG MINH HOTEL

 

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 ミンさんが紹介してくれたホンミンホテルは、賑やかな通りからはちょっと外れた一角にあって、静かなホテルだった。部屋を見せてもらうと、天井が高く、シーツが清潔なのが気に入ったのでそのまま泊めてもらうことにした。値段は20USドル(約40万ドン)。

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日焼け

 

 シーリングファンが回る部屋で一人落ち着くと、額が真っ赤に日焼けしていることがわかった。日焼け止めは塗っていたのだが、埃まみれの顔を拭いた際にすっかり落ちてしまったらしい。

 南国の日差しとはこのようなものか、と思いつつ、缶ビールで日焼け痕を冷やしながら横になると、初日から不思議な時間を過ごしたな、と思った。 

 明日はどうしようか・・・私には、あと少しだけ、自由な時間があった。

 

<⑦へ続く>