Witness1975’s blog

サイゴン特派員 ジャーナリスト近藤紘一氏について

サイゴンのちょっと短い日⑫(2018ベトナム訪問記)

majesticsaigon.hatenablog.jp

 

世界の動物園

 

 近藤紘一には1955年(昭和30年)に創刊され、「 銀座のかおりをお届けする雑誌として、情報だけでなく、銀座の文化を表現することにポイントを置いて編集」された、「銀座百点」という雑誌における「世界の動物園」という連載がある。幼いころに動物園の園長になりたかったという近藤さんは、その著作でも明らかなように、奥さんとともに大の動物好きだった。

 その連載の中に、ベトナムの「サイゴン動物園」も登場する。その回は、「私が知る限り、東南アジア諸民族の中でベトナム人ほど動物や植物を愛する人々はいないのではあるまいか。」という書き出しとともに始まる。

 

サイゴン動物園

 

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 サイゴン動物園は、当時の大統領官邸から、広い通りを一直線に下った運河沿いに今も存在している。近藤さんの言う”かつて”には、地下に政治犯が投獄されていたというが、ベトナム戦争の最中に近藤さんが何回となく足を運んだ頃には、「さわやかでのどかな庶民の憩いの場であった」という。

 私は、今この文章を書きながら、近藤さんの書いた「独裁者のオウム」という回の連載を読み直して行かなかったことを少し後悔している。私は、近藤さんが訪れていたな、という淡い記憶だけを頼りに、マジェスティックホテルを出て、チェックインまでの時間つぶしを試みたのだ。ホテルでもらった地図に、鹿のような動物が描かれていたからだ。50000ドン(約250円)を支払い、私は園内に入る。

 

園内

 

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 街の人々や、遠足と思しき学生達を見かける。

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 まさに真昼間、動物達は睡眠を貪る。

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 そして私は、アヒル隊長に出会う。

 

<⑬へ続く>

 

 

1000文字で分かる「近藤紘一」 - Witness1975’s blog

 

水吹きどうぶつアヒル隊長

水吹きどうぶつアヒル隊長